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「助産院で産む」という選択

執筆者の写真: Mariko Miki- The BlueMariko Miki- The Blue
小学生の頃、映像カメラマンのお父さん(ホクレア号のドキュメンタリー「Aloha! 未来」などハワイや沖縄の文化を紹介する映像制作で知られる吉田清継さん)に連れられて、私は主宰していた御蔵島の野生のイルカと泳ぐプログラムに毎年参加してくれていたピュアでかわいい女の子・吉田夕日ちゃん。

月日は経ち、パパと同じ映像制作の道に 進み、2人の男の子のママとなり、1人目は病院で、2人目は助産院で出産した経験から「もっと助産師の世界を知り来」と赤ちゃんをおんぶしながら初のドキュメンタリー映画「1%の風景」をつくられました。

公式サイトより
公式サイトより


タイトルの「1%」とは「助産院や自宅での出産の割合」とのこと。
私自身も出産の時、場所はアメリカでしたが自宅での水中出産を選択しました。

出産直前まで母子ともに健康だったこと、万が一緊急で医療措置が必要な事態になった場合は車で10分の距離に助産師さんが提携している大きな病院があって、そこで医療措置が受けられるというバックアップがあっての選択でしたが、自分が水の中で一番リラックスできることを知っていたし、病院の見学に行って分娩台に寝て見たときに1分もたたないうちに腰が痛くなり、周りにチューブに繋がれた医療機器が並んでいるのを見て「ここで産むのは、なんか違う」という強い心の声みたいなものが湧き上がり、「家で水中出産する」ことを想像すると気持ちがとても穏やかに落ち着いたことから「これが自分の心の声なのか赤ちゃんからのメッセージなのかわからないけど、この声に従うようにしよう」と思ってのことでした。

結果、何も危ないことも、痛いとか苦しいということもなく、助産師さん2人と夫と犬と穏やかに赤ちゃんを迎えることができ、100%後悔ない満足できるお産でした。

人工的で無機質で無菌抗菌ワールドに生きる現代の私たちにとって、妊娠・出産は「自分が哺乳類という動物である」ことを体感できる経験。
そこには命を落とすリスクもあります。

それでも「人間も自然の一部である」という基本的なことを思い出すために、男性も女性も、子供を産む予定がある人もない人も、もう産んだ人も、男性も、ぜひ夕日ちゃんの「1%の風景」を見に行って欲しいなと思います。


雑誌LEE 夕日監督と助産師・渡辺さんインタビュー記事

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